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手術の方法と費用

初期と中期では、手術の方法も費用も異なります。このページでは、それぞれの方法と費用についてご説明します。

妊娠初期の中絶手術の方法

妊娠12週未満の中絶手術は、基本的には日帰りで行なわれます。前日に子宮の出口である子宮頚管を広げる処置を行なう病院もあれば、こういった処置は痛みを伴うことから行なわない病院もあります。

手術の方法は「吸引法」と「掻爬(そうは)法」の2種類があり、両方もと手術にかかる時間は5~10分程度です。

静脈点滴を行なってからの手術なので痛みはなく、全体で3~4時間で終了しますが、これは麻酔から醒めるまでの時間が大半です。術後は出血もありますが、1週間以内に止まるのが通常です。

1週間後に検査を受け、問題がなければそれで終了となります。

ほとんどの病院が12週未満の中絶手術を行なっていますが、中絶手術をするなら妊娠6~9週目に行なうのがベターといわれています。この時期の手術であれば子宮頚管拡張も短時間で済み、出血なども少なくて済みます。

中絶手術の種類「吸引法」とは?

中絶手術の方法として「吸引法」があります。これは掃除機のような吸引機を子宮内に入れて、体内の胎児や胎盤を吸い出す方法です。

手術時間が短くて済み、子宮に傷がつきにくいとされており体への負担が少ない手術法として知られています。また、施術者の経験や技術に左右されにくい手術法と言われており、安全性については安定しているといえるでしょう。さらに、胞状奇胎などの病状が見られた場合に適している手術方法といわれています。

一方で、吸引法では内容物が子宮に残りやすく子宮に内容物が残ってしまうと出血が増えたり感染症を引き起こす危険性もあります。吸引法を行う場合には、感染症などを防ぐためにも手術に使用する器具を殺菌したり、しっかりと衛生管理を行う必要があります。

中絶手術の種類「掻爬法」とは?

中絶手術の方法として「掻爬法(そうはほう)」があります。掻爬法は日本で最も一般的に行われている方法で、施術者の技術力が求められる手術方法です。掻爬法は子宮内にスプーン状の器具を挿入して組織を取り出す方法です。短時間で手術が終了することや使用する器具が少なく洗浄も簡単なこともあり、感染症のリスクが少ない点がメリットといえます。

その一方で、掻爬法を子宮にダメージを与えずに行うためには施術者の経験と技術力が必要となります。また、子宮筋腫などによって子宮の形が変形している場合などには通常より手術時間がかかる場合もあり、子宮に傷がついてしまう可能性もあることは理解しておく必要があります。

掻爬法は施術者の経験やスキルによって安全性が左右されるので、掻爬法を行う場合には、掻爬法の経験が多い病院を利用するとよいでしょう。

妊娠中期の中絶手術の方法

12~21週目までの中期の人工妊娠中絶は、通常の分娩と同じ形をとります。子宮の入り口を広げたあとは人工的に陣痛を誘発し、分娩します。そのため、分娩施設のある病院でしか行なうことができません。

分娩は2~3日で終了するため、数日の入院が必要になります。胎盤が遺残することが多いので、分娩後は子宮内容除去術が行なわれます。

このように12週以降の中絶は初期に比べるとかなりたいへんです。また、役所への死産証明書の提出が必要で、埋葬許可証も得なければなりません(ただし、これらは業者に代行を依頼することが可能です)。

母体への影響も初期よりは大きいと考えられます。心配なときは「迷わず」「できるだけ早く」病院で診察を受けるようにしましょう

初期と中期・費用の違い

初期の場合は半日で済み、中期の場合は数日の入院が必要になることから、中期の費用は初期の3倍程度かかります。

手術代については、「医療法人倖生会 身原病院」の場合は、9週目までは10万円ですが12週以降は30万円。「山元病院」は11週目までは12万円ですが、12週以降は33万円です。

また、このサイトでは取りあげていないある病院では、11週までは19~24万円、12週以降は30~50万円でした。この病院の場合は入院費込みで60~70万円かかるようです。

手術代や入院費用以外にかかる費用としては、初期も中期も術前検査代があります。これは正常な妊娠かどうかを調べるための不可欠な検査で、尿検査やエコー検査、内診、血液検査、心電図検査などです。およそ1~3万が必要です。

妊娠中期の精神的な負担

妊娠中期の中絶では精神的な負担がかかる場合があります。中期中絶の場合、すでに赤ちゃんがある程度の大きさまで育っている場合が多く、より罪悪感や喪失感を感じやすいです。また、手術後には体に胎児がいなくなるのでつわりが無くなります。そのため、中絶してしまったことをより実感し、苦しむ妊婦の方もいます。

このように、中期中絶の場合知らず知らずの間に精神的に苦しくなる場合があるので、異変に気が付いたら心療内科やカウンセリングを受けることを検討する必要があります。また、少しでも精神的に楽になるために赤ちゃんの供養をしてもらう方法もあります。しっかりと供養をしてもらうことで、少しは心が楽になることもあります。

 
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