このページでは、中絶手術の流れをまとめています。
妊娠の疑いがある場合には、市販の妊娠検査薬を使って調べてみましょう。ただし、市販の検査薬でも結果が分かりづらい場合があります。その場合にはすぐに病院やクリニックで診断を受けましょう。病院やクリニックでは以下のことを確認します。
中絶手術は、妊娠周期が進むほど体への負担が大きくなります。体への負担を軽くするためにも、病院・クリニックを受診しましょう。
妊娠の周期を確認した後、中絶手術の方法について説明を受けます。
妊娠12週(4ヶ月)未満であれば、妊娠初期に当たるので、吸引法と掻爬(そうは)法、もしくはハイブリッド法と呼ばれる両方の手術を組み合わせた中絶手術となります。
自分の妊娠状態に合わせ、医師と相談の上で決めることになります。妊娠初期の中絶手術はほとんどが日帰りの中絶手術です。妊娠12週をすぎると中期中絶になり、一度陣痛を起こしての中絶手術となり入院が必要になります。
手術の方法や費用について、納得したうえで、中絶手術日の予約を行います。
手術費の支払い・同意書の提出後に、体調の確認のための問診を受けます。
手術を受ける病院やクリニックによって違いがありますが、検査から手術が終わるまで半日~1日ほど。手術は麻酔が効いている状態で行われ、妊娠初期であれば、中絶手術自体は5~15分程度で終了します。
手術が終わったら、麻酔が切れるまで病院のベッドで休みます。麻酔が覚めたら検診を受けて、特に問題がないようでしたら帰宅できます。早ければ、2〜3時間で帰宅できるでしょう。
手術後帰宅の際は、自転車や自動車を自分で運転するのはやめてください。帰宅途中に立ちくらみや貧血を起こすことがあるかもしれません。
帰宅後は安静にして体を休めましょう。翌日からデスクワークなどは可能なことが多いですが、激しい運動は禁止です。処方された薬があれば、医師の指導通りに飲むようにしましょう。
腹部に鈍い痛みが出る場合もあるので、痛みがおさまらない場合には医師に相談してください。
手術から約1週間後の術後検診は、必ず受けるようにしましょう。体調や子宮内の回復状態を見てもらうための大事な検診です。