このページでは中絶手術が身体に与える影響やリスクについてご説明します。知っておいて損はない情報なので、一度目を通していただきたいと思います。
中絶手術では、できればしない方がいいでしょう。しかし、誰もがしたくてしているわけではありません。そこにはそれぞれの事情があるのです。ただ、母体のためにもできるだけ安全に行なわれてほしいものです。
そのためには信頼できる病院選びが重要になりますが、それについては後のページで詳しく述べたいと思います。ここでは中絶手術に伴うリスクについてご説明します。
このほか麻酔のアレルギーも人によっては考えられます。
こういったリスクを減らすためには、信頼できる病院を選ぶこと、およそ1週間後の検診は必ず受けることが大切です。痛みや出血、発熱があった場合は1週間を待たずに受診しましょう。
また、基礎体温をつけ、排卵があったかどうかを確認することも大事です。中絶によってできる子宮の傷は、およそ1カ月で回復すると考えられていますが、排卵があったということは子宮や卵巣が回復したことを表します。
ホルモンの変化によって気持ちが不安定になることがありますが、10日程度でおさまるのが普通です。それとは別に中絶後遺症候群(PAS)という後遺症が残ることもあります。
これは中絶のストレスが引き起こす症状で、人によってはうつ状態や不眠になることがあります。こういった症状に気づいたら、すぐに医師に相談してください。
中絶の後遺症というと不妊を思い浮かべる人も多いと思いますが、これについては、正しい処置を行なった場合は不妊にはならないとされています。
ただし2回以上の中絶経験がある場合は注意が必要です。複数回の中絶手術を行なうと子宮内膜の厚みがなくなってしまったり、癒着を起こしたり、子宮・卵管などの器官に炎症が起きる可能性があり、これらは不妊の原因となります。
過去に中絶の経験がある人は、妊娠した際にはしっかりとその事実を伝えることが大切です。それによって子宮内膜の傷などをしっかりチェックしてもらえるからです。